お得に旅するための旅行費節約術

車内泊で宿代がタダ

宿泊費を節約するための方法の1つに、クルマで移動して車内に泊まる、「車内泊の旅」もあります。車内泊は、移動距離が長い場合などに、やむを得ずしたことがあるという方もいるのではないでしょうか。私の場合は、宿の予約をせずに出かけて泊まる場所が無かったときに、やむを得ずしたのが最初でした。

この車内泊は、節約旅の世界では割と人口が多い節約方法です。日が暮れた観光地近くの道の駅に行くと、すっかり車内泊目的のクルマで駐車場が埋まっています。

車内泊の良いところは、まず宿泊費がかからないことです。ビジネスホテルに泊まっても数千円はかかりますので、それが節約できるのは日程が長いほど、人数が多いほど大きく作用してきます。

そしてクルマでの気ままな旅なので、チェックアウトの時間を気にする必要がないです。私がよくするのは、道の駅に車内泊して早朝に目当ての観光地を回り、他の観光客が動き出す頃には帰ってしまうというスケジュールです。

世界遺産で日の出を見る

たとえば世界遺産に指定された岐阜県の白川郷へ行く場合、飛騨高山の宿に泊まるのも良いのですが、「道の駅 白川郷」で車内泊をするのもおすすめです。

白川郷は見事な合掌造りの集落で知られていますが、多くの方は日中に白川郷を訪れて、その後に高山へ戻っていくという日程をとられると思います。

車内泊では時間の制約が無いので、日が昇る前に道の駅を出発し、白川郷で美しい日の出を見ることができます。そして、他の人が高山から白川郷へ向かってくる時間に逆に高山の街を歩くことができ、その後に奥飛騨温泉に行ったりしても、みんなと行動する時間をずらしているので行くところがどこも空いていて快適でした。

車内泊のつらいところ

車内泊のつらいところは、せまいクルマの中で寝るということです。エコノミー症候群という症状が一時期話題になりましたが、車内泊では同じ症状になる可能性がありますので、十分注意して下さい。夜中に目が覚めてしまったら、水分補給をして、ついでにトイレまで歩いていけば軽い運動になります。

また、エンジンをかけっぱなしという訳にはいきませんので、夏冬は車内泊の旅にとって厳しい季節です。冬は毛布などを用意すれば多少は暖かくすることができますが、夏の暑さは逃げられません。涼しくなる深夜までは寝られないです。窓を少し開けると風が入るようになりますが、蚊が入ってきて刺されます。電池式の虫除けがありますので、用意しておくと良いでしょう。

→ 電池式の蚊取り線香

そして、場所もよく選んで下さい。できれば同じように車内泊をしている人が多くいる場所が良いです。道の駅や高速道路のSA・PAが候補となります。人通りの少ないところでは、トラブルに巻き込まれる可能性が高まりますので避けた方が良いでしょう。また、大型トラックの近くだとエンジンの音が大きく、排気ガスも臭いますので、空いていても大型車用の駐車スペースはやめておいたほうが良いです。

明るい車内で仮眠をとるならアイマスクが必須アイテム

車内泊は、明るくて寝付けないという方も多いのではないでしょうか?

夜間も照明のついているサービスエリアや道の駅の中で仮眠をとるなら、アイマスクが必須となります。

「快適に眠る」ためのアイテムですので、上着などをかぶって遮光するのと比較して、だんぜん軽く、快適に過ごせます。

日本で一般的なのは布にゴムをつけただけのもので、気休め程度のものが多いです。

アメリカで人気のDream Essentialsブランドのアイマスクは、クッション性のある素材で立体的なデザインを採用しているため、圧倒的に快適な付け心地です。

日本でもAmazonで販売しているようなので、ぜひ試してみてください。

車内泊が好きな人は、工夫してクルマを車内泊用に変えていきます。参考になるwebサイトがありますので、興味がある方はそちらをご覧になって下さい。

noahnoah研究所 トヨタのノアに乗って、日本全国を車内泊で旅行しておられる方のサイトです。非常に丁寧な解説ですので分かりやすいと思います。
旅バカ! 48時間で1600km爆走した記録を持つ強者の、VitzRSでの車中泊・長距離ドライブ旅日記です。Vitzだけに、びっつりします。
林道画廊 愛車で走行した各地の林道を紹介するサイトです。臨場感あふれる動画は、林道への興味をかき立てられます。車内泊に関するガイドも詳しいです。
どっか行こ! クルマや自転車での旅日記です。豊富な写真を見ているだけで旅行した気分になれます。どこに行こうか悩んだ時にこのサイトをチェックしています。

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